静岡県新聞輸送は2024年5月28日(火)夜、近年、記録的な豪雨による河川の氾濫が全国各地で起きていることを受け、安倍川の氾濫を想定して夜間にトラック車両を移動させるBCP訓練を実施しました。静岡市の洪水・土砂災害ハザードマップによると輸送本社がある同市駿河区中村町付近は安倍川氾濫時、1㍍以上3㍍未満の浸水が予想されています。これを受け、訓練ではトラック車両の安全エリアへの避難を中心に、災害時の新聞配送に向けたBCPを総点検するのが狙い。朝刊配送に向けて通常出勤より約2時間早い午後8時にドライバーが集合し、45台(通常業務時35台)のトラック車両を静岡新聞制作センター(静岡市駿河区登呂3丁目)周辺といすゞ自動車中部株式会社静岡支店(駿河区豊田)に移動させました。この日、県内は大雨の通過時と重なって豪雨となり、本番さながらの緊張感が漂う中、訓練発令から約30分で車両移動が完了しました。進路各所には誘導員も配置し、安全通行に努めました。今後、新聞輸送は地震対策も含めて災害時の緊急事態体制の課題を総点検し、新聞社とも連携して課題解決を進めていきます。 訓練出動に備える静岡インター(営)の社員たち 大雨が降る中、夜間にトラック移動が次々と始まる静岡新聞制作センターに短時間で避難移動した輸送トラック