静岡県新聞輸送本社にて1月6日仕事始め式を行い、当社社長の鈴木正美による年頭メッセージを送った。皆さん、明けましておめでとうございます。2024年は政治の世界が大きく動いた年でした。国内では首相がかわり、地元・静岡県でも知事が交代しました。海外でも米国の次期大統領にトランプ氏が返り咲き、お隣りの韓国では年末に大きな混乱がありました。ロシアのウクライナ侵攻、イスラエルとパレスチナの紛争をはじめ国際状況も混とんとしています。これらの動きに経済も大きく影響を受け、生活必需品にとどまらず諸物価の高騰が続きました。わが社の活動に不可欠な原油・燃料費の今後についても、ガソリン関連税制や政府の補助金の動向次第といった状況です。世の中の変化のスピードが年々加速する中で、皆さんはその時々の動きに素早く対応し、精力的な営業展開、より確実で安全な運行、配送業務に努めていただきました。皆さん一人ひとりの尽力に、改めて感謝いたします。昨年は10月末の日本経済新聞夕刊休止により業務の形態が変わる一方で、車両管理業務を担う「モビリティサービス部」が7月に立ち上がるなど、事業の幅がさらに広がりました。新規分野への参入は今後も強化していきます。主軸である新聞輸送事業収入の相対的な割合が減少する動きに対抗すべく、一般貨物輸送収入を増やしつつ、従来の仕事の枠にとどまらない新しい収入源も探っていく必要があります。現状に満足せず、固定観念、既成概念にとらわれないチャレンジが今、求められていると痛感しています。今年は「巳」年。蛇にネガティブなイメージを持っている方も多いと思いますが、一方で昔から運気を上げる縁起物として定着していて、繰り返し脱皮することから「再生」のシンボルともいわれています。私たちが取り組み始めた「総合的な物流企業」への進化の歩みは、始まったばかりです。すぐに結果が出なくても、焦らず粘り強く取り組んでいく姿勢が大切です。うまくいくことばかりではないでしょうが、たとえ成功に至らなくても、そこから学びながら一歩一歩着実に前進することで、最終的には望む結果に近づくことができるはずです。私たちには長年培ってきた経験と技術があります。「静岡県新聞輸送だからできることは何か」を常に頭に置き、果敢に挑戦していきましょう。皆さんの一層の奮起、活躍に期待し、年頭の言葉と致します。 以上